加藤貿易では、社会貢献活動を積極的に推進しているのですが、その中に事業に関連した寄付活動があるのですが、今回はその活動の一つについてお話をさせていただきます。
加藤貿易の取り扱い商品の一つに、チョコレートがあります。厳格な諸条件と審査に合格し、公式にベルギー王国が認定した高級チョコレート「Galler(ガレー)」です。ガレーのチョコはパーム油、人工保存料、人工着色料、人工香料は一切不使用。また、ガレーのカカオは100%フェアトレードです。本場ベルギーの職人によって、伝統的なレシピを守りながらも進化し続けながら作られているチョコレート。職人達の手によって丁寧に作られたチョコレートがベルギーから日本へと運ばれる途中、ちょっとした温度変化で溶けてしまうことがあります。その際、一度表面が溶けて固まった影響でブルーム現象(急激な温度変化により、脂肪分や砂糖が溶けて分離し冷えて固まり表面が白くなってしまう現象)が起きてしまうことがあります。食べても安全性に問題はないのですが、ブルームが強く出てしまったものは、商品として出せなくなってしまうこともあります。食べられるものなのに、廃棄をしないといけないなんて、もったいないですよね・・・。
そこで、このようにブルームが出てしまっているチョコレートであっても、喜んでいただけるところに寄付をしたい。できれば、おやつを十分に食べることができない子どもたちに、少しでも笑顔が生まれたらという思いから、加藤貿易では、子ども食堂やひとり親を支援しているフードバンクさんにお声がけをしてチョコレートの寄付をしております。
今回ご紹介するのは、その寄付先の一つ「FUKUSHIMAいのちの水」さんです。東北大震災の教訓をもとに活動をされており、災害弱者となりやすい子どもや妊産婦さん高齢者の方々が防災について学び備え、災害時に自分の命を守ることができるように支援されています。活動当初は、多くのミネラルウォーターを子供達に提供する活動をメインにされていましたが、現在は子ども達を支援し続けるために、多くの企業やフードバンクからのロス食品を活用して、育児支援や家庭災害備蓄支援をされています。
この度提供させていただいたガレーのチョコも育児支援の一環として、子どもたちの手に渡ったとのことで、嬉しいご報告をいただきました!チョコを手にして喜んでくれる子どもたちの笑顔がとても素敵で、また、食品を無駄に廃棄することなく、このように子どもたちの笑顔につながったことに、大変うれしく思っております。
チョコを子どもたちに配布していただいた時の様子は下記のFacebookページでもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/fukushimainochinomizu/posts/5620982737934114
加藤貿易の寄付支援は微力ではありますが、企業としての責任を果たしたいという強い思いと同時に、当社のような小さな取り組みが伝播して、子どもたちの笑顔につながる取り組みがさらに大きく育っていくことを願っています。
■加藤貿易の当活動におけるSDGs目標
脆弱層にある人々への支援をおこない、平和で包摂的な社会の実現を目指しています。