加藤貿易では、商品として販売できなくなってしまったチョコを寄付する活動を行っております。前回ご紹介した記事(子どもたちの笑顔と希望を未来につなげる ~チョコを段ボールに詰めて、子育て家庭へ~)に続き、今回ご紹介するのはこれまでに6年間の活動実績がある「フードバンクネット西埼玉」さんです。埼玉県所沢市を中心に17の市や町にある40団体の拠点となっているフードバンク団体で、年間およそ40トンの食品を、支援を必要としている家庭や子ども食堂などに配布しています。
フードバンクネット西埼玉の丸茂代表に取り組みの現状と課題についてお伺いすることができました。
こちらでは、支援を必要としている方々の相談窓口としての役割も果たしているようで、コロナ禍のこの2~3年で、支援を必要とする子育て世帯が急増し、現在は子育て世帯が支援の中心になってきているとのことでした。
さらに、夏休み期間は学校が休みで給食が無いことから、子ども食堂のニーズが増えるそうで、子どもが喜ぶチョコレートは引き合いがあるようです。
今回、寄付させていただいたガレーのチョコレートは、クーラーボックスに入れられて各子ども食堂に運ばれました。
今、コロナ禍に加え食品の価格上昇から、子ども食堂やフードパントリー(食品支援が必要な時に、誰でも食品が受け取ることができる支援活動)の需要が高まっているものの、それに応えられるだけの食糧の確保が困難になってきているそうです。この課題に対して、今後食品を集められるような体制づくりが必要だとお話されていたことが印象に残りました。
加藤貿易の寄付支援は微力ではありますが、企業としての責任を果たしたいという強い思いと同時に、当社のような小さな取り組みが伝播して、子どもたちの笑顔につながる取り組みがさらに大きく育っていくことを願っています。
■加藤貿易の当活動におけるSDGs目標
脆弱層にある人々への支援をおこない、平和で包摂的な社会の実現を目指しています。